終活で行う生前整理の基礎知識!失敗しないためのコツや基本を分かりやすく紹介!

当サイトは終活で行う生前整理の基礎知識を解説しています。
失敗しないためのコツや基本を分かりやすく紹介しているので、これから整理をはじめようと考えているのならぜひ参考にしてみてください。
生前に行う整理は、財産目録を作成するのが基本です。
残された人のためにもぜひ作成することをおすすめします。
また意外と見落としがちになるのが、デジタル機器の整理です。
いざというときのために重要となります。

終活で行う生前整理の基礎知識!失敗しないためのコツや基本を分かりやすく紹介!

終活のために生前整理をしようと考えている人は多いのではないでしょうか。
スムーズに行い失敗しないためのコツとしては、身の回りのものから少しずつでも行うということが挙げられます。
体が動き、頭がハッキリしているうちに行うのがおすすめです。
生前整理では身の回りの不用品を処分し、必要なものと選り分けるのが基本となります。
またデジタル機器や貴重品なども残された人に分かりやすいよう、まとめておくのがおすすめです。

生前整理はいつからやるのが良い?進め方ややり方について

いったい生前整理はいつからやるが良いのか、スタートは本人次第ですからいつでも構いません。
ポイントは自分が問題なくスムーズに動けるときから、ちゃんと考えて行動できる健康な時からです。
何を残すべきか処分するべきか、本人がきちんと判断できて、なんでも自分でできるうちに行動へ移すようにします。
もしも不自由になってからだと、家族や誰かにお願いすることになり、必要なものまで処分されてしまうかもしれません。
生前整理の進め方で最初に行うのは、残すべきものと処分するものを分けることです。
近年話題の断捨離を思い切って行うこと、必要かどうか判断できるのは自分であり、不要なものは思い切って処分をします。
財産整理にも手を付け始めるので、生前贈与をする資産と、相続を行う資産とに分けることです。
節税対策にもなるのが生前贈与の良いところ、財産トラブルを回避するために財産目録も作成をします。
遺言書を作ること、エンディングノートも作り残すことです。

遺品整理など家族の負担を軽減できる生前整理の計画の立て方

人は生まれたら必ず天に召される日がやってきます。
死んだ後のことはどうでもよい、死後のことは知らないなど無責任なことを言う人も珍しくありません。
しかし、遺族の家族や親せき、子供たちが遺品整理など様々な煩雑な整理をしなければならず負担がかかることが多いです。
遺族に迷惑をかけたくなければ生前整理を計画的に行うことが大事です。
生前整理で最も遺族が困惑してしまうものに、写真や洋服の整理があります。
写真は遺族が処分すべきか起こすべきか最も迷ってしまうといわれており、できればシュレッダーにかけたり焼却処分するなど生前に行っておくのがベストです。
衣類などの遺品も非常に多く、かさばるために処分や運搬も大変です。
元気なうちに着なくなった洋服は欲しい人に差し上げたり、買取業者に買取ってもらうなど計画性をもって整理すべきです。
現金化できればそれを遺族に残してあげることも可能であり、自分がなくなった後遺族が困らず喜ばれることを念頭に整理していくことが大事です。

物だけでなく心も整理ができる生前整理の仕分けのポイント

生前整理の仕分けのポイントですが、誤解を恐れずに言ってしまえば、自分自身の死後に残された家族にとって価値のあるものとないものとをより分け、価値あるものは残して価値のないものは捨ててしまうことにあります。
いろいろと考え方もあるかもしれませんが、生前整理は自分にとって価値があるものというか、残された人生をよりよく生きるために必要なものを残す作業ではありません。
そうではなくて、あくまでも自分の死後、遺族が遺品の整理をする際に困ったことになってしまうというか、大して価値のないものだけれども形見の品の一つと思うと捨てるに捨てられない、という状況をできるだけ発生させないために行うことが目的です。
この意味で言えば、例えば自分のコレクションとか趣味の品など、世間から見ると無価値に等しいものについて、必ずしもその場で捨ててしまうことが必須ではありません。
仕分け即ち目録を作ることでも、十分に目的は果たせます。

実行前に知っておきたい!生前整理で起きやすいトラブルとは?

生前整理で起きやすいトラブルは実行前に知っておきたいものですが、そもそも生前整理とは自身の死後、残された家族が遺品の整理で困ることのないよう、自分で前もって整理しておくことを指します。
つまり、実行するのは自分であっても目的はあくまでも家族のためです。
このように書けば、どのような問題が起きるかはだいたい想像できるのではないでしょうか。
本人と家族とでその品物に対する価値観がかみ合っていない場合に衝突が発生するということになります。
非常に単純化して言えば、例えばおじいちゃんはこれは素晴らしいものだと言っていたけれども、こっちが見るとガラクタにしか見えないし、こないだネットで検索してもやっぱりほぼ無価値と出ていたわよとか、これの逆のパターンも考えられます。
いくら自分の死後のためとはいえ、行った時点では本人は生きているわけで、このような行き違いを起こしてしまっては家族がぎくしゃくするのは目に見えています。

生前整理にあわせて公正証書遺言書を作成しておく

生前整理は生前に不要なものを整理して、家族が遺品整理の煩わしい思いをすることを防ぐ意味合いが強いといえます。
生前整理のポイントのひとつは、自分の死後に遺品や遺産を巡って相続人の間でいさかいが発生することをできる限り防止できるようにケアをすることにあります。
家族間で対立の端緒になりがちなのが、言うまでもなく相続財産を巡るものです。
いさかいが発生するのは、いずれの当事者も一方が譲歩すれば、他方が手にする遺産が大きくなる事にあるからです。
このような対立の芽をつみとるうえでは遺言書を利用するというのは一つの回答になります。
それというのも遺言書の記載でだれそれに何を相続させるかを明確にしておくことが出来るからです。
ところで遺言書には自筆証書遺言は手軽で費用もかかりませんが、死亡後に裁判所で検認手続きが必要になったり、後日偽造されたとの主張が相続人のひとりより展開される可能性もあるので、公正証書遺言書を選ぶことをおすすめします。

生前整理で生前葬を行う上で把握しておくべきポイント

年齢を重ねることで将来自分の最後をどのように迎えるか、改めてしっかり考えて準備をするという人も増えてきています。
生前整理として身の回りを整理するだけでなく、いざという時にどのような葬儀にするのかや遺産の問題なども全て準備をして整理するケースも多いです。
実際に様々な内容で生前整理を行う場合がありますが、その中の1つに生前葬があります。
これは自分が亡くなった際に葬儀を行うのではなく、生きている内に自分自身の葬儀を執り行う方法です。
生前葬の場合は自分自身で葬儀の準備を行うので、招待する人や費用も含めて自分の希望通りに行う事ができるのが多いなポイントとなります。
生きている内にお世話になった人に直接お礼を伝えるなど良い面も多くありますが、トラブルになるケースも想定しておく事が必要です。
生前に葬儀を行う事に嫌悪感を抱く人もおり、招待してもきてくれないといった場合もあります。
生前に行う葬儀の必要性も含めて、行う際には周りへの配慮も必要といえます。

生前整理で写真の断捨離をする上でのポイント

将来遺族となるご家族が、たくさんある写真のうちどれを残してどれを処分すべきかという点で悩まないためにも生前整理しておくことは非常に大切です。
写真の断捨離を行うポイントとして挙げられるのが、イベントや旅行などそれぞれの出来事につき残す枚数を限定することです。
これによりアルバムに残す数が絞られて、いっぱいに詰まったダンボール箱がいくつもあるという状況を抜け出すことができます。
整理されていないアルバムには、同じカットやアングルのものが複数収容されていることでしょう。
ピンと来ない景色のもの、決して良いショットとは言えないものは容赦なく捨てていくと良いです。
ベストショットだけを残して、後は全て処分する勢いで取りかかるのがコツです。
生前整理で枚数が減ったら年代別に分けたり、イベントごとにアルバムを分けていけば後でご家族が見返すこともできます。
それでも捨てられないのであれば、デジタルデータ化して保存するのも良いです。
スキャンしてパソコンに取り込んで、HDD内に保存すれば物理的な場所を取らなくなるためおすすめです。

生前整理で所有している宝石の整理方法やポイント

高齢になった人にって、不安になるのは自分が亡くなった時の事が多くあります。
葬儀や自分の遺産など、様々な物がどのように整理されるのか分からない事も多いです。
そのため最近では自分の最後を迎えるまえに、生きている内に身の回りを整理する生前整理を行う人が増えてきています。
実際に資産だけで亡くなった際の葬儀プランも含めて、細かく整理する場合も多いです。
実勢に生前整理で身の回りの物を整理する事は多くありますが、物の中の1つに宝石などもあります。
宝石の場合であれば思い入れや事情など色々ありますが、手元に残すものと手放す物をしっかり分ける事が大切です。
残す物も誰に引きついで欲しいのかなども決め、手放す物は専門の買取店を利用する事が出来ます。
現金に変えることで無駄に保管する手間などもなくなり、遺産として残して思わぬを未然に防ぐ事も可能です。
最終的に残す場合と売却す物を分けておくだけでも綺麗に整理する事に繋がります。

生前整理をするのであれば有価証券にも意識を向けないといけない

生前整理は基本的に生きている段階で身辺の整理をすることになりますが、有価証券を持っている場合は早めに現金化しておくのが大切になるはずです。
株や投資信託などをそのまま残した状態で他界すると、基本的に遺族が困ってしまう可能性があります。
簡単に遺族が現金化することができるのであれば、そこまで大きな問題になることはありませんが、大抵の場合は名義変更をしたりしないといけないので、数か月以上の期間が必要になることも珍しくないです。
そのため生前整理で早めに株や投資信託は現金化するのが大切になりますが、税金などの問題もあるので時間をかけてやらないと損をすることも否定できません。
またプラスになるのであれば時間がかかるだけで問題ありませんが、マイナスになっているような場合は、早めに家族に伝えておかないと迷惑をかけることになるはずです。
マイナスになっていると恥ずかしい気持ちがあるのか伝えない人も少なくないですが、遺族に迷惑をかけることで亡くなった後の評価がガタ落ちになっても不思議ではありません。

斎場などで生前整理の無料相談が行われている

日本では人生100年時代と言われるようになりました。
これは日本人の多くが九十歳や百歳近くまで長生きすることを示しているのです。
背景には医療技術の進歩や、食生活の充実、運動やエクササイズなど有酸素運動の習慣化などが考えられます。
しかし誰しも平等に長生きできるものではなく、人にはそれぞれ異なる寿命がありは七十代前半で亡くなることも少なくありません。
いざ自分が天国に召されてしまい慌てふためいたり、今生に悔いを残さないためにもきちんと生前整理しておくことは大事です。
それには斎場などで行われている無料相談などを活用すると良いでしょう。
無料の生前整理の相談であっても、どのように断捨離したり墓の建立や霊園の選定など的確にアドバイスしてくれます。
弁護士を招き遺言書のアドバイスを受ける事も可能となって居るのです。
もちろん、斎場なので葬式プランを自分で計画し、あらかじめ料金を振り込んでおくこともできるようになっています。

生前整理の1つにブランド買取を依頼する方法がある

高級ブランドのバッグや洋服などは、普段使っているもの以外に、クローゼットの中で眠っていることが少なくありません。
流行が終わってしまっても、トレンドというのは定期的に訪れるものなので、いつか活用できる日が来ることがあります。
しかしそれでも保管をすることが面倒だと感じたり、自分が亡くなった後に譲りたい人が具体的に浮かばない時には、生前整理の1つとして対応することをおすすめします。
生前整理をすることで、残された人たちが多くのものを処分したり手続きする手間を省くことができるので、早くから行うことは決して無駄ではありません。
またブランド品の場合は、ブランド買取をしてもらうことで現金に換えることができますから、売ったお金で生きている間に美味しいものを食べたり好きなものを購入する資金にもなります。
ブランド買取は査定をしてもらってから納得して、契約ができるので、自分の意向に沿った売買になるのも魅力だといえます。

生前整理で遺言書を弁護士にお願いすることが出来る

自分の死後に財産分与があるのであれば、生前整理をすることは家族にとって親切なことです。
なぜなら、財産分与がきっかけで家族の仲が悪くなるケースが多いからです。
自分が死んだ後に家族がもめていると知ったらとても残念なことと言えるのではないでしょうか。
そのようなトラブルを少しでも減らすために弁護士に遺言状の依頼をすることが出来るのです。
残される遺産がそれほどないと考えてはいけません。
人は少しでも多くのお金をもらいたいと思うものです。
生前整理をすることで、家族間のトラブルを減らすことが出来るならそれが一番いいでしょう。
弁護士に依頼することで法的に有効な証書を作成することが出来ます。
また、認知機能が衰えてからでは遅いので早めに作っておくことが大事です。
作り変えることも可能ですから、状況に応じて作成することも可能です。
大事なのは誰もが納得する形で作成することであり、そうすることで家族の平和が保たれます。

生前整理では交友関係を明らかにリストアップしよう

人間は生まれたからには、だれしも平等に死の瞬間が訪れます。
これは地球上に生きる生物に等しく与えられた事象であるといっても過言ではありません。
不老不死の媚薬などなく、いずれ誰もが死ぬのですが、無責任になくなることはできません。
それは愛するパートナーや子供や孫たちがいるので、自分が亡くなることで迷惑をかけないように生前整理をきちんと行っておくべきだと言えるのです。
生前整理でまず大事なことは、自分の交友関係を明らかにすることです。
いざ亡くなって訃報を遺族が伝えるときに、誰とどのような仲で電話番号や住所などを記載したものを把握していないと、遺族は困惑して途方に暮れる事になります。
このように遺族が葬儀の案内などをスムーズに送れるように交友関係をリストアップしておくことが大事になります。
さらには葬儀プランなども家族葬にするのか、一般葬にするのかなども明らかにし、自分で事前に予約しておくことも良いと言えるでしょう。

生前整理をするときはラブレターも忘れないように処理しよう

生前整理は、自分が寿命を全うした後に残した物の処分をする手間を遺族たちが負わないようにするために必要なことです。
日記やラブレターなど個人的なことが書かれているものを残しておいたら、死後誰かに読まれてしまう可能性があります。
また読まれることがなくても、ラブレターなど個人的なものを処分することを請け負う人にとっては、精神的な負担になってしまうこともあるでしょう。
そこで生前整理を行う時には、自ら捨てておくようにしたり、捨てられないものは箱に入れて保管しておきます。
そして死後に、遺書などに箱に入っているものはそのまま処分するようにお願いしますという一筆を入れておくと安心です。
生前整理をすることで、遺族に負担をかけないだけでなく、これまでの自分の人生を振り返るきっかけになれます。
今まで生きてきて楽しかったことを思い出したり、残された時間にすべきことを見つけ出すための良いきっかけになるので、生前整理はとても良いことだといえます。

著者:佐野修治

筆者プロフィール

神奈川県横浜市生まれ。
家族と一緒に生前整理をしたら想像以上に時間と体力を使いました。
横浜で生前整理をする